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アメーバ政治

今の日本の不幸は、本当の左派政党が存在しないことだと思う。
不況にあえぐ欧米が、軒並み左派政権に衣替えしていく中、日本だけが、なぜだか右傾化していくって、もはや末期症状。
で、過去のブログでも書いたことがあるけど、その原因は、アメーバのような性質を持った政党が政権を握ってしまったからに他ならないと思っている。
もはや「国民の生活が第一」なんてスローガンは過去のお言葉。一見、左派っぽいこと言いながら政権を奪うと、他党の政策ポリシーを摘み食いし、その翼賛体質を膨らませてきたアメーバ政党が民主党の実態なんだよね。
それこそ社民党なんて、完全にエキスを吸い取られちゃってるし、今度は、いよいよ自民党の心臓部への侵食を開始し出したってところ?

一体改革前進が改造の狙い=野党に協議呼び掛け―野田首相
 野田佳彦首相は4日午後、首相官邸で記者会見し、内閣改造の狙いについて「社会保障と税の一体改革を含め諸懸案を前進させるための環境整備をすべく、機能強化という視点で改造した」と説明した。防衛相に民間人の森本敏氏を起用したことに関しては「安全保障分野のわが国の第一人者だ。安全保障環境が不透明な中、大いに力を発揮してもらえると確信している」と語った。  首相は消費増税を柱とする一体改革関連法案について「国会審議のみならず、野党との政党間協議を改めてお願いしたい」と述べ、自民党などに修正協議を重ねて呼び掛けた。同党の谷垣禎一総裁との党首会談を目指す考えも明らかにした。 
2012年6月4日 時事通信

世間は、何かと野田総理を過小評価する向きもあるけど、このオッサン、文字通り狸みたいなオヤジなので、舐めていると一杯食わされると思うよ。
小沢会談と今回の閣僚人事で、狸オヤジは、いきなり女に化けて谷垣自民党にどえらいモーションを送っている訳なんだけど、自民党からしたら、急に髪型やファッションを自民好みにして迫ってきたようなもんだから、何気に混乱してると思うね(笑)
実際のところ、誘いに乗れば、そのままアメーバに取り込まれることになるだろうし、断れば、女に恥をかかせた悪者に仕立て上げられて、総選挙をちらつかせながら再度、自民に迫ってくるんじゃないのかな?

こうやって、相手に擦り寄りながら、争点を打ち消して取り込み、その翼賛体質を膨らませていくんだろうね。
本家「狸」の小沢一郎は、世論の気を引いて抵抗して見せると思うけど、もはや消費税増税で大勢が固まりつつある永田町では、大した動きにはならんでしょ。
どっちにしたって、国民から嫌われている狸にアンチヒーローは務まりません。

今後は、残念ながら、橋下市長と民主党との関係が、政治の動きを決めることになりそう。
なんの偶然か、先日、橋下徹自ら民主党に白旗を揚げるポーズとってるし、まぁ、どっちも新自由主義体質だから親和性は高いんじゃないの?
最終的には、キャスティングボードを握る争いになると思うけど。
いずれにしたって、左派政権が日本に誕生することが無いのは、はっきりしている。
ただ、そうやって、民主党が巨大アメーバ政党になればなるほど、必ず内部崩壊を招く日が来ると思う。
問題は、それまで日本が持ち堪えていられるかどうかってことだね。
いっそ、崩壊しちゃった方がいいのかもしれないと思えるほど、いやホント、お先真っ暗だよ。
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