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すべては保身の為に

急に谷垣自民総裁がキレだして、道理の通らない問責決議案を出したのも、全てはシナリオ通りだったのかもしれない。
要は、わざと国会を空転させることで、党首選や来たる選挙に向けた時間稼ぎをしようといるんじゃなかろうか。
つまりは、消費税増税法案成立後の思惑が、野田、谷垣の両者で一致していたと見るほうが、なんだか腑に落ちるんだよね。

巷では、解散総選挙の話題が一人歩きしているけど、民主党からすれば、今選挙をしたところで惨敗は目に見えている訳で、出来るだけ先送りしたいと考えているだろうし、自民党にしても、過半数の議席が取れるほど楽観的な状況ではないので、焦って今すぐ総選挙とまでは考えていないように思う。
まずは、党首選で、潮目が変わるかどうかを見極めたうえで、他党の動きも見ながら、解散なり連立なりという流れを見据えていると考えた方が妥当だ。
おまけに、尖閣竹島問題が勃発してくれたことで、野田総理にとっては、内政問題から国民の目を逸らす恰好のネタもゲットしたことになる訳で、結局のところ、代わり映えのしない政治が当面続くということ。

そんな訳で、果たして、両党の党首選は、消費税や反原発が争点になるのだろうか?
いや、そんな訳は無いだろうね。
恐らく、そういった民意を無視した中途半端な党首選で、お茶を濁されるのが関の山。
それこそ、野田、谷垣が再選されようものなら、連立政権が出来るかもよ。

要は、反消費税や反原発が争点となる総選挙を恐れて、なるべく民意を遠ざけたいのが、永田町の本音ということだ。
でもこれって、有権者の政治に対する不満や不信を増幅させるだけでなく、その解決を橋本市長のような政治家に託したいとする風潮を作り上げてしまうことにもなるんだよね。
どっちにしても、お先真っ暗な日本の政治ってことだ。

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